2006年02月26日

Nostalgia/懐古の情

靴屋さん.jpg

先日の雨で汚れてしまった革靴を久しぶりに手入れしてあげようと、雨上がりの町にてくてくと。
おっきなスーパーに行くつもりだったけど、駅前の老舗の靴屋さんがもしかしたらまだ開いてるかもしれないので寄ってみると…
まだ開いてました。

続き------------------------------------------------------------------------------------

この靴屋さん、もう何十年もこの場所で営みを続けています。
地域の小中学校の上履・体育館履きのオフシャルサプライヤーなので、まあそういう意味では安泰なんでしょう。
僕自身、特に小学校の時なんかにはそれこそ一年に何度もこのお店で上履を買っていました。
どんどん大きくなる足、すぐに汚れてぼろぼろになる上履。


そんなこともすっかり忘れて、ふら〜っと十数年ぶりにこのお店に入り、靴ブラシや中敷を探していると奥からすっと店主が出てきました。

「っ!?」

何も変わっていない、ちょっと小柄なおじさんがそこに立ってました。
もう、ほんとそのまんま。
十数年ぶりなのに、なんか親戚とかに久しぶりに会うみたいな、そんな感覚。

驚きました。

変わってしまったのは、おじさんの飼ってた犬がいなくなっていたことくらい。一番変わったのは自分かな。もう、そりゃあもうノスタルジアです。


自分でも変かな、なんて思いながら、気づいたら僕はそのおじさんに話しかけていました。
おじさんの方もちょっと困惑してたけど、とても嬉しそうでした。
僕もなんだか照れながらも靴の手入れの仕方を教わり、これ以上ないだろってくらいの笑顔で「ありがとう」と伝えました。

地元の町ともすっかり疎遠な生活を送っていたけど、変わらずそこにあるものに勇気付けられ、小さい頃家族だけじゃなく、近所の人、通学路の人、そして町の大人たちに目をかけて育ててもらった、そんな感覚がよみがえりました。

世の中全体がどんどんどんどん希薄で無関心になっている中でも、僕らの世代くらいまでは恐らくは、上記のような原体験をしてるんじゃないでしょうか。

これから育っていく子供達が、ふと自分達の成長の過程において、自分の原点や居場所を再認識できる環境、それは町であったり人であったり、それこそタイムカプセルや昔の手紙、卒業アルバムなんかだったりするんだろうけど、僕自身も、そういったものを大切にしていける、そんな町の当事者の一人でありたいなぁと、ふと、強く思いました。

具体性はないけれど、自分へのメモ。
posted by o_chanclassics at 21:29| Comment(3) | TrackBack(0) | *ture-dure | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
桃も昔の手紙や卒業アルバム・・・とか形に残るものなんかは大切にしたいって思う。
忘れたいこととかもあるけど、それを乗り越えたときに、同じ失敗をしないように気をつけたいし、そんな経験したってことを忘れないようにしたいな☆

最近実家に帰っても誰にも会わないし、あっても軽く挨拶程度。マンションも沢山たっちゃって、ご近所さんがどんどん離れていく感じ。
昔はよく見かけた猫たちも今ではすっかりみかけない。寂しい気持ちになりました。。。
Posted by momo at 2006年02月27日 13:22
おつかれ。久しぶりに早く仕事を片付け帰宅。
そこでゆっくりインターネットタイム。
素敵な記事に心がゆれました。こんな1日の1ページが人生の大きな気づきだったりするよね。
この記事を読んで、15分のドラマが出来そうです。幸せ分けてもらいました。ありがとう。
Posted by naomi at 2006年02月27日 22:30
うん。すてきだね。
Posted by at 2006年03月30日 01:24
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